Gather-Tech.info #21: 小さな気遣い、大きな効果
#21です。
先週はnode学園祭2016が開催されていました。資料とビデオが以下で公開されています。
また、Microsoft Connect() 2016が開催されました。Visual Studio for Macの発表やMicrosoftのLinux Foundationへの参加などが発表されました。詳細は以下の記事によくまとめられています。
今週のイチオシ
最近の社内Wikiの書き出し : その手の平は尻もつかめるさ
社内Wikiを書く時にその記事の頭に「この記事で分かること」というセクションを持ってくるようにするとよいという話。
この記事にも書いてあるように、記事の冒頭を見るだけで本当に自分が欲しい情報か確認できるというのは調べ物のスピードアップにつながるだろうし、検索にも引っかけやすい。
こういう小さな気遣い的なことを継続していくと、チーム内に大きな効果を生み出していくのだろう。
ニュース
EC2 値下げ (C4、M4、そしてT2インスタンスで) 東京リージョンも! : Amazon Web Services ブログ
EC2の特定のインスタンス(C4、M4、T2)が値下げした。最大25%の値下げとのこと。OSによって値下げ幅が違う。
Microsoftとイーロン・マスク氏のOpenAIが提携、OpenAIが「Azure」を採用 : ITmedia ニュース
非営利のAI研究企業OpenAIがMicrosoftと提携し、主要なクラウドプラットフォームとしてMicrosoft Azureを採用したと発表した。
TC Tokyo 2016のスタートアップバトル、勝者は遠隔医療相談サービス「小児科オンライン」 : TechCrunch Japan
TechCrunch Tokyo 2016のスタートアップバトルで、小児科に特化した遠隔医療相談サービスである「小児科オンライン」が優勝した。
アーティクル
TechFeedを1ソースで全デバイス対応&Progressive Web Apps化した話 : Medium
TechFeedのアプリをWebアプリとモバイルアプリをすべてひとつのソースコードで実現してPWA対応した話。Angular2とIonic2は素晴らしいが、やはりクロスプラットフォーム開発はつらいし、開発環境をメンテし続けるのが大変とのこと。
LINE Botをサーバーレスで開発!Google Apps ScriptとLINE Messaging APIを使ってチャットボットを作ってみた : pixiv inside
LINE Messaging APIの基本的な使い方が書かれている。サーバーサイドをHerokuなどで作らずにGoogle Apps Scriptを利用しているのがおもしろい。
Developerの問い合わせ対応との関わり方 : Quipper プロダクトチームのブログ
Quipperでユーザーからの問い合わせ対応をどのようなフローで行っているのかがまとめられている。問題の切り分け方法をどのように行っているかも書かれている。問い合わせの管理はGitHub Issueで行っている。
コマンドラインでヘッドレス IntelliJ IDEA を使って静的コード解析 : Qiita
IntelliJのinspect機能をCLIで実行する方法。最新のものはフォーマッタもCLIから呼べるらしい。こんなことできたのか。
addEventListener の第3引数が拡張されてるという話 : Qiita
addEventListenerの第3引数、useCapture
にbooleanを渡すのではなく、Object型でonce
、passive
、capture
を渡せるようになっている。
スライド、ビデオ
Realm Japan meetup Ueda : Speaker Deck
Realmの基本的な使い方や概念からちょっと前に発表のあったRealm Mobile Platformまでまとめられている。これを見ればRealmがどういうものか理解できる。
Evolution of Electron(日本語)
Electronの作者の方によるElectronの歴史について。node-wekitからatom-shellへ、そしてElectronへの流れが書かれている。最後にはコントリビューターをキープするためのポイントも書かれている。
「文字数」ってなぁに?〜String, NSString, Unicodeの基本〜 : Speaker Deck
StringとNSStringの違いがエンコーディングの説明を含めてまとめられている。Swift使っている人はきちんと理解しておいた方がよい。
技術基盤チームでの2年間とこれから / pepabo-developer-productivity-tribe : Speaker Deck
ペパボの技術基盤チームで取り組んできたことがまとめられている。いい感じにバーンとするのが大事。「大きな課題を分解して着実に成果を出し続ける」、「視点を高くしてより広い範囲の人を巻き込む」、「プロセスや成果を社内外に公開し広い範囲に影響を与える」。この3つを高いレベルで行う。
Let’s visualize your Spring Cloud Applications! #jsug #springday : Speaker Deck
Spring Cloudアプリの可視化について。ログ、リソースの可視化からサービス依存性の可視化まで幅広くまとめられている。
ツール、ライブラリ
Blueprint – A React UI toolkit for the Web
ReactのUIコンポーネントコレクション。よく使われるインターフェイスはだいたいある。
RandomKit: GitHub
Swiftでランダムなデータを生成するためのライブラリ。String、IntはもちろんのことURL、UIColor、CGRectまでよく使いそうなものは用意されている。
twarc: GitHub
TwitterのAPI呼び出して結果を保存するツール。APIキーをセットしてあとはコマンドを実行するだけ。Python製。
md2googleslides: GitHub
MarkdownからGoogle Slideを作成するツール。Google Slides APIを使用している。Slides APIは以下の記事が基本的なことをまとめてくれている。
Tabulator
tableをJSONからインタラクティブに作れるjQueryプラグイン。
書籍
詳解Swift 第3版 | 荻原 剛志 : Amazon.co.jp
12/26発売予定。Swift3に対応しての第3版。
デザイン・ドリブン・イノベーション | ロベルト・ベルガンティ, 立命館大学DML : Amazon.co.jp
12/2発売予定。デザインドリブンについての本。
BeautifulSoup, scikit-learn, TensorFlowを使ってみよう Pythonによるスクレイピング&機械学習 開発テクニック | クジラ飛行机 : Amazon.co.jp
12/6発売予定。スクレイピングしたデータをもとに機械学習を学ぶのによさそう。
サービス、アプリ
Scrapbox - A new style of team wiki
Gyazoが始めたWikiサービス。Slack通知、コードハイライトの機能あり。privateプロジェクトの作成もできる。これは気になる。
Trigger Happy
IFTTTのクローンサービス。ソースコードも公開されている。Python製。Django使っている。
codethemes.net
Xcodeテーマのコレクション。そのままダウンロード可能。現在はXcodeのテーマのみだが、将来は他のIDEやエディタもサポートする予定らしい。
Scriptarian - Scripting Studio for macOS
AppleScriptの代わりにSwiftでMacの自動化スクリプトを書けるツール。
エンジニア向けリモートワークツール - Re:motto
リモートワーク用のサービス。GitHub Issueと連動したタスク管理、メモから議事録作成機能などがある。
以下は開発者の方の記事。
ガジェット
【ニュース・フラッシュ】DMM、税別59,900円の50型4Kディスプレイ ~159,900円の65型も : PC Watch
DMMがディスプレイを発表。50型が59,900円、65型が159,900円。安い。
究極のエコ! 体温のみで動くスマートウォッチが新登場 : ギズモード・ジャパン
体温で動作するスマートウオッチ。腕に付けると動作して外すと電力供給が止まるらしい。CES 2017で実機が披露されるとのこと。