Gather-Tech.info #26: 広報エンジニアというポジション
#26です。
先週はザッカーバーグがアイアンマンに出てくる「Jarvis」っぽいものを作ったという話題が注目を集めていました。言語処理や音声認識、顔認識をふんだんに取り入れているようです。ちゃんとFacebookの技術も活用しているようですね。
詳細は本人が解説しているので読んでみると面白いと思います。
以下は日本語の記事。
- ザッカーバーグが描く家庭用AI「Jarvis」が完成──声はモーガン・フリーマン : WIRED.jp
- ザッカーバーグが作ったホームAIのJarvisは、あなたの音楽の好みを学習する : TechCrunch Japan
今週のイチオシ
見せる×魅せるお仕事『広報エンジニア』 - Qiita
広報エンジニアという仕事について。主な役割は見せる化であり、プロジェクトの方針の見せる化、案件の入り口を正しくするための見せる化を行っている。広い範囲の知識をカバーする、すばやく成果を見せるといったスキルが必要。また魅せる化も大事。
ひと言
自分がやろうとしていること、考えていることにかなり近いため非常に興味深い内容だった。
スキルのところは特に同意できる。こういったポジションとして人と話をするためにはとりあえず広い範囲の知識をカバーしていないといけない。より具体的な話へと進めばその分野に特化した人に入ってもらえばよいので、ファーストタッチ部分を自分でいかに回せるか?というのが重要になってくると思っている。
この記事に書かれている「見せる化」と「魅せる化」を意識して自分の組織にマッチさせた広報エンジニアというポジションを模索していくのも面白いかもしれない。
ニュース
クラスメソッドが、国内初となる「GitHub Enterprise」のサービスパートナー契約を締結 : クラスメソッド株式会社のプレスリリース
クラスメソッドがGitHub Enterpriseのサービスパートナーおよびリファラルパートナーに認定された。日本企業で初。
アップル、iOSアプリのHTTPS通信義務化を延期。アプリ開発者に猶予を与える : Engadget 日本版
アップルがHTTPSを強制するATS適用の義務化を延期したとのこと。
アーティクル
Top JavaScript Frameworks & Topics to Learn in 2017 : JavaScript Scene – Medium
2017年に学んでおきたいJavaScriptのフレームワークなどの考察。来年もReact、Angular2が話題の中心になるのではとのこと。Vue.jsも注目を集めているがまずはReactとAngularを学んだ後の方がよいのでは?と言っている。
raywenderlich/swift-style-guide: The official Swift style guide for raywenderlich.com.
raywenderlichのSwiftスタイルガイド。Swift3版にアップデートされた。
機械学習とデータ分析を支えるAWSとGCPを利用したマルチクラウドアーキテクチャのお話 : VASILY DEVELOPERS BLOG
VASILYでのデータ分析まわりの環境について。メインはAWSのサービスを利用して、データ分析/計算のインフラとしてGCPを利用している。BIはTableu Desktop + Tableau Server。BIツールの比較表も載っていて参考になる。
API Gatewayでサーバレスな画像リサイズAPIを作る : Qiita
Amazon CloudFront、AWS Lambda、Amazon S3を組み合わせて画像変換APIを作る方法について。クエリパラメータで指定したサイズに変換して返す。
Facebook Open Source 2016 year in review : Facebook Code
2016年のFacebookのOSS活動のまとめ。こう見るとやっぱReact関連は勢いある。あとyarnの勢いもすごい。
Building Actions for the Google Assistant with No Code : Google Cloud Platform — Community – Medium
Google Assistantのアクションの作り方について。コードを書かないでGUIだけで作れる方法を紹介している。
「もっと早く知っていれば…」とならないための、開発効率を最大化するライブラリとの向き合い方・探し方・使い方 : Qiita
OSSのライブラリとの付き合い方について。ライブラリを使うメリット、使う上での考慮点、どのように探すか、どのように選定すればいいかがまとまっている。特に選定基準のところは体系化されていてよい。
Web開発者、アプリ開発者に捧ぐReactの提唱する”learn once, write anywhere”はどこまで本当なのか? : Qiita
ReactとReact Nativeを比べながらどこまでlearn once, write anywhere
が本当に成り立つのかの検証。結果として結構コードを共通化できるとのこと。Webアプリとスマートフォンアプリ両方作るときは選択肢に入れてよさそう。
スライド、ビデオ
Swiftに適したサーバーアーキテクチャを再考して実装までしてみる : Speaker Deck
サーバーサイドSwiftのアーキテクチャについての考察。GCDを活かしたアーキテクチャを考えたがそれだとコールバック地獄におちいってしまうなどの問題がある。そのためGoroutineとChannelを真似たものを実装した。
Failure teaches Success : Speaker Deck
失敗したときの再発防止策の考え方について。属人性をなくす、その失敗が発生できないようにするなどの仕組み化などが大事。
React Storybook を触ってみる : Speaker Deck
React Storybookの概要。Reactのテストの悩みとReact Storybookの簡単な使い方が書かれている。
Angular 2 を利用した開発の実際 : Speaker Deck
Angular2を選定した理由、良かった点、疲れた点がまとめられている。
はてなで一人前のエンジニアになる方法 : Speaker Deck
一人前のエンジニアになれる組織に必要なことがまとめられている。「学び続けられる」、「基礎の大事にする」、「技術力を成果の原動にできる」、「モチベーションを大事にする」の4つが大事。
ツール、ライブラリ
maya: GitHub
エポックタイムを人間が理解しやすい形式で扱えるPythonライブラリ。maya.when('tomorrow')
とかできる。ISO 8601とRFC 2822の形式にも変換可能。
reg-cli: GitHub
画像のdiffを視覚的に表示するnodeモジュール。ImageMagickを使っているのでインストールしておく必要がある。
GoAccess - Visual Web Log Analyzer
リアルタイムWebログ解析ツール。JSON、CSV形式でのレポート出力もできるらしい。
書籍
アジャイルコーチング | Rachel Davies, Liz Sedley : Amazon.co.jp
2017/1/17発売予定。アジャイル本。
データ分析のための機械学習入門 Pythonで動かし、理解できる、人工知能技術 : Amazon.co.jp
2017/1/21発売予定。良さそう。
Angular2によるモダンWeb開発 TypeScriptを使った基本プログラミング : Amazon.co.jp
2017/1/18発売予定。Angular2本。
初めてのJavaScript 第3版 ―ES2015以降の最新ウェブ開発 : Amazon.co.jp
2017/1/20発売予定。サイ本がES6対応して第3版が出る。
サービス、アプリ
A; by Laboratik
Slackで#a
とタグをつけるとその投稿を自動で収集してくれるサービス。あとで見返したり、そのままチーム内に日報として共有することもできる。
ガジェット
Huawei、AI搭載5.09型ハイエンド端末「Honor Magic」を中国で発売へ : ITmedia Mobile
HuaweiがAI(人工知能)によるアシスタント機能を搭載した端末を発売するとのこと。独自でやることに果たして意味があるのか。中国語に強いのか?
車載用5.8インチ大型ヘッドアップディスプレイが上海問屋から発売。OBD2&GPS対応で税込7999円 : Engadget 日本版
OBD2&GPS対応した車用のヘッドアップディスプレイ。かっこいい。