Gather-Tech.info #71: 監視とは平常状態を知ること
#71です。
先週はKotlinConf 2017がサンフランシスコで開催されていました。以下のまとめを見るとどのような発表があったか分かると思います。
登壇した方のこの記事も面白いです。
また、Serverlessconf Tokyo 2017が開催されていました。資料や感想のまとめをしてくれている方がいるのでこれを見るとどのような内容だったか把握できると思います。
- Serverlessconf Tokyo 2017 に参加してきました : Feedforce Developer Blog
- ServerlessConf Tokyo 2017 : にわかエンジニア好きなことを書く備忘録
- 2017年もServerlessConf Tokyoは最高だった #serverlessconf : Miscellaneous notes
Go Conference 2017 Autumnも開催されていました。資料は以下で公開されています。
レポートは以下がパネルディスカッションのことも書かれていてお勧めです。
今週のイチオシ
サーバレスアーキテクチャによる時系列データベースの構築と監視 / Serverlessconf Tokyo 2017 : Speaker Deck
MackerelでAWSのマネージドサービスをどのように使い、監視しているかについて。Kinesis Streams、Lambda、DynamoDBなどの特性とどのように監視しているかが書かれている。
AWSのマネージドサービスの組み合わせや監視についての知見がいろいろとまとめられていて勉強になります。
監視をするということはメトリックに閾値を設定するだけでなく普段から眺めて平常状態を定義することが大事だという監視の意義についてもとても共感できました。
ニュース
VMwareをクラウド基盤に採用した新サービス、NTTコミュニケーションズが発表。VMware on AWSとの差別化は? - Publickey
NTTコミュニケーションズがVMwareを基盤とする新クラウドサービス提供を発表した。
ビジネスチャット「チャットワーク」がWebhookとOAuthに対応、オープンβ版の提供開始〜2018年春までにクラウドサービス17社18サービスとデータ連携開始予定〜 ~ ChatWorkニュースリリース
チャットワークがWebhook、OAuthに対応したβ版の提供を開始した。利用企業は申請すれば利用開始できるとのこと。
アーティクル
エンジニア自身が1年間技術広報を兼任して達成したアウトプットと感じたメリット : CyberAgent Developers Blog
技術広報としての活動について。KPI設定をどうしたか、具体的にどのようなアウトプットをしたか、アウトプットの仕方のコツ、活動を通してどのようなメリットがあったかがまとめられている。
Windows 10「Fall Creators Update」のビジネス向け新機能まとめ (1/2) : ITmedia PC USER
Windows 10 Fall Creater Updateのエンタープライズ向け機能について。セキュリティ、クラウドサービス、管理とプライバシー周りの機能の概要が書かれている。サポート期間についての説明もあり。
自己組織化の実験 : infoQ
チームの自己組織化について。自己組織化の重要性、自己組織化を妨げるもの、マネージャーとしての振る舞いなどが書かれている。
The State of ML and Data Science 2017 : Kaggle
Kaggleが出しているデータサイエンスに関する調査レポート。一番使われている手法はロジスティック回帰、もっとも使われている言語はPython。
Serverlessconf Tokyo 2017 で IBM Cloud Functions のアツい話を聞いてきた : Feedforce Developer Blog
IBM Cloud Functionsについて。Apache OpenWhiskのマネージドサービスなのでベンダーロックインされない、実装言語の選択肢が豊富、Composerという仕組みをつかうことでFunction間の連携がプログラマブルにできるといったメリットがある。
スライド、ビデオ
GUIアプリケーションの構造と設計 : Speaker Deck
GUIアプリケーションの特性について。Observerパターン、オブジェクトの生成・管理、非同期処理の抽象化の3つに着眼するとよい。
本当は恐ろしい分散システムの話 : SlideShare
分散システムはレイヤーが多岐に渡るのでいろいろ壊れやすいし、原則すら守られていないものが多いという話。信頼性を高めるためのNetflixのChaos Engineeringについても書かれている。
長期に渡ってプロダクトを改善す るためのA/Bテスト4つのTips : Speaker Deck
A/Bテストとは何か、A/Bテストを行うメリット、実施する上でのTipsが簡潔にまとめられている。
ツール、ライブラリ
HEML
レスポンシブなHTMLメールを作成するためのマークアップ言語。
Fable: JavaScript you can be proud of!
F#をJavaScriptにコンパイルするツール。powerd by Babel。
genkiroid/cert: GitHub
SSL証明書の情報を取れるCLIツール。Go製。
infinitered/solidarity: GitHub
開発環境のチェックツール。利用ライブラリ、環境変数などのルールを書いたファイルを用意しておいてそれを元にチェックできる。
skanmera/ExcelMerge: GitHub
ExcelのDiffを見ることができるツール。
サービス、アプリ
Slides – Create and share presentations online
オンラインのスライド作成サービス。Liteプラン$5/month。Teamプランもあり。
ML-Showcase | A curated collection of interesting machine learning projects
機械学習を使ったプロジェクトのショーケース。
veeta
脆弱性管理サービス。Vulsのような感じ。