Gather-Tech.info #77: 運用自動化についてあらためて考える
#77です。
先週はelasticのイベントElastic {on} TOUR Tokyoが開催されていました。ビデオ等は近日中に公開される予定のようです。
以下のレポートを読むと内容が理解できると思います。
- もふもふちゃん、Elastic {on} TOUR Tokyoに潜入する : りまりまだんの本拠地
- Elastic{on} Tour Tokyo 2017に参加しました #elasticon : まめログ
今週のイチオシ
運用自動化、不都合な真実 : Speaker Deck
運用自動化のよくないこと、それを解決するための方法が書かれている。他にも運用自動化に対する考えなどがまとめられている。
運用自動化すればいろいろ楽になると思いがちですが、何でもかんでも自動化すればよいというものではないことがとてもよく伝わってくる内容です。運用自動化を何のためにやるのか、どれくらい価値を提供しているのかをあらためて考えるきっかけになるよい資料だと思います。
ニュース
Terraform Enterprise正式版リリース。企業向け、ITインフラをコードで構成可能にするツール、Sentinelでポリシー設定などが可能に : Publickey
Terraform Enterpriseがリリースされた。Sentinelも統合されてSAMLもサポートする。
Introducing Amazon Linux 2
Amazon Linux2が発表された。5年の長期サポート、オンプレミスの利用ができるなど。
アーティクル
手っ取り早くウェブアプリケーションにOAuth2認証を導入する : その手の平は尻もつかめるさ
oauth2_proxyの使い方。リバースプロキシの認証機構と組み合わせることで簡単にOAuth2ログインが実現できる。ここではnginxを利用している。
Webアプリケーションフレームワーク導入時に考慮すべき22の観点 : Qiita
言語/フレームワークの選定、アーキテクチャのような全体的な話から、DIやO/Rマッパー、ディレクトリ構造やビルド定義の話まで必要そうなことが網羅されている。
Dockerコンテナ時代の第一章の終わり、そして第二章の展望など : Publickey
Dockerの歴史や今後の展望がまとめられている。機能がどのように追加されてきたのか、Kubernetesがオーケストレーションツールになったことによる影響などが書かれている。
これ知ってる?2017年話題になった最新サービスまとめ30選 : WEBハックツ
2017年に登場し話題となったサービスがまとめられている。今はやるサービスがどんなものか俯瞰できてよい。
個人開発、最初の一歩を踏み出す方法 : anoworl’s blog
個人開発をする際のよくある失敗パターン、それを乗り越えるためのモチベーションの維持方法が書かれている。
Xamarin 今そこにある危機 : 個人的なメモ 〜Cocos Sharp 情報を中心に‥
Xamarinが置かれている状況が書かれている。Microsoftが提供してる主力製品のアプリにそもそもXamarin製のものが少ない、委託開発との相性の悪さなどが説明されている。
スライド、ビデオ
闇のBashをGoに置き換える技術 / golang.tokyo #11 : Speaker Deck
担当者もいなくなりなぜ動いているのか分からないバッチクリプトをGoに書き換えた話。Goを選択した理由、リプレースする方針が書かれている。いきなり全部置きかえない、Goらしさよりも読み解けることを優先。
運用現場におけるSRE本の「正しい」読み方 : Speaker Deck
オライリーのSRE本について。Googleという組織を前提に書かれているものと認識し、自分たちの組織との違いを正しく認識して読む必要がある。
チーム仕事のはじめ方 〜「チームビルド」から「チームマージ」へ : SlideShare
チームマージという考え方について。お互いのdiffを取る、小さく短く一巡させる、結果から関係性を高めるという3つの原則。
ツール、ライブラリ
developit/microbundle: GitHub
JavaScriptのzero-configurationのバンドラー。
EntilZha/PyFunctional: GitHub
Pythonのmapやfilterをチェーンで書けるようにするライブラリ。
サービス、アプリ
Ipdata.co: Free IP Geolocation API
IPアドレスから国情報、位置情報、タイムゾーンなどを出してくれるAPIサービス。
Flood IO: Cloud Load Testing for Everyone with JMeter or Gatling
JMeter、Gatling、Seleniumをアップロードしてクラウド上から実行、結果の確認ができるサービス。