#87です。

先週はRubyの25周年記念イベント「Ruby25」が開催されていました。こういうイベントを開催できるコミュニティが形成されているという意味でもRubyは素晴らしいなと改めて思いました。

今週のイチオシ

esa.ioの育て方 : Speaker Deck

esa.ioのインフラや内部の技術の紹介とサービス開発の思想について。ユーザーが喜んでくれそうなことをモチベーションに開発を回していくことを繰り返していたら成長してた。

スライド終盤のモチベーションの部分がとても心に残りました。モチベーションは制御できないという前提でモチベーションを生み出し得る環境などを制御して間接的にモチベーションをあげるという考えはなるほどなあと思いました。

ニュース

Update to MIT license · facebook/react-native@26684cf

React NativeのライセンスもReactと同様にMITライセンスに。

PWA Coming to Chrome for Desktop

Chrome CanaryにPWAのインストール機能が追加されたとのこと。Install to desktopボタンが追加された。

Label improvements: emoji, descriptions, and more

GitHubのIssueのラベルに絵文字が使える、詳細が書けるなどの機能が追加された。

Sunsetting CircleCI 1.0 : CircleCI

CircleCI 1.0が2018/8/31で終了する。それまでにCircleCI 2.0に移行する必要がある。

アーティクル

社内障害情報共有のススメ : Hatena Developer Blog

社内で障害情報を共有する理由、どのようなルールやフォーマットで行っているかが書かれている。自然とふりかえりとなる、別チームからアドバイスがもらえるなどの効果がある。

textlintの結果をプルリクにコメントしてもらう(danger-textlintの紹介) - Kesinの知見置き場

dangerのtextlintプラグインついて。使い方と、なぜ作ったのかが書かれている。

非スクラムチームに贈る「ふりかえり」の処方箋 : TechとPoemeの間

ふりかえりがうまくいかない時のよくあるパターンとその対応策について。時間内に議論が収まらない、ふりかえりで出た改善アクションが取り組まれない場合などについて書かれている。

Flutter — 5 reasons why you may love it : Hacker Noon

なぜFlutterがよいのかがまとめられている。ホットリロードがある、Widgetがフルセットで提供されているなどの理由が挙げられている。以下も合わせて読むと理解が深まる。

How I Shipped a Neural Network on iOS with CoreML, PyTorch, and React Native : Stefano J. Attardi

PyTorchでモデルを作ってCoreMLのモデルに変換、それを最終的にReact Nativeから呼べるようにしてiOSアプリを作っている。

Airbnbの開発チームが語るウェブサイトのAMP対応を諦めた理由 : GIGAZINE

AirbnbがAMP対応を検討したときに出た問題点について。Googleドメイン下になるのでログイン状態が引き継がれない、アプリを開くディープリンクが機能しなくなったなど。

スライド、ビデオ

BFF/SSRの話 : Speaker Deck

Backend For Frontendとは何か、なぜ必要なのか、歴史、SSRとの関係についてまとめられている。

How to growth the delish kitchen team to data-driven team : Speaker Deck

データ駆動型組織へとするために行った取り組みについて。データソースを1つにする、各ドメイン毎の中間テーブルをたくさん作る、可視化グラフをたくさん作るなど。

技術選定の審美眼 / Understanding the Spiral of Technologies : Speaker Deck

技術をどのように見極めるか。変わるものと変わらないものを理解する、SimpleとEasyを理解する。Game Changerな技術とどう向き合うか。

メタプログラミングと生産性 / meta-programming : Speaker Deck

メタプログラミングとは何か、抽象度との関係、メタプログラミングの種類についてまとめられている。

ツール、ライブラリ

JMESPath — JMESPath

JSON用のクエリ言語。各種プログラミング言語用のライブラリ、コマンドラインツールも用意されている。

fullstorydev/grpcurl: GitHub

cURLのようにgRPCサーバーとやりとりできるCLIツール。

oclif/oclif: oclif: GitHub

Node.jsでCLIツールを作るためのフレームワーク。HerokuのCLIツールを作るのに使われていたものを一般化したものらしい。

git-chglog/git-chglog: GitHub

Gitのコミットやタグ情報からChangelogを作成するツール。Go製。以下、解説記事。

ealeksandrov/ProvisionQL: GitHub

.ipa、.xcarchive、.mobileprovisionなどのiOSとmacOSアプリの開発関連ファイルをクイックルックできるプラグイン。

duo-labs/cloudmapper: GitHub

AWSのシステム構成図を作成してくれるツール。

サービス、アプリ

MailSlurp | Email testing made easy

End-to-endのメールテストサービス。Web APIでinbox作成、受信確認ができる。

CloudPing.info

AWSの各リージョンにpingしてレイテンシーを調べられるサービス。

The Video API | Mux

動画ストリーミングのAPIサービス。動画をPOSTするとビデオアセット作ってストリーミング形式に変換してくれる。