#93です。

先週はAWS Summits 2018 San Franciscoが開催されていてAWS関連の発表がいくつかありました。発表されたサービスなどが以下にまとめられています。

今週のイチオシ

Mackerel開発チームカイゼンの旅(振り返り・モブプロ・スキルマップなど) : Hatena Developer Blog

Mackerelチームの開発プロセスなどのカイゼンの話。KPTをやっていたが今のチーム状況と合っていないと考えレトロスペクティブを再設計した、エンジニアスキルマップを導入した、モブプログラミング枠を作ったなど。

今やっている業務フローや開発フローを疑っていろいろ試し、ダメだったらすぐに元に戻したり違うことにチャレンジするというまさにカイゼンと言える取り組みだと思いました。変化を恐れたり面倒くさいと思ってなかなかこういうダイナミックなカイゼンができない組織は多いと思いますが、どんどん変えた方が学習の機会が増えて結果として組織の成長につながることを示したとてもよい例だと思いました。

ニュース

Announcing 1.1.1.1: the fastest, privacy-first consumer DNS service

Cloudflareが無料のDNSサービスを開始。アドレスは「1.1.1.1」。プライバシー保護のためにユーザーのログを24時間以内に削除するとのこと。

Node.js 8.10 runtime now available in AWS Lambda : AWS Compute Blog

AWS LambdaがNode.js 8.10に対応。async/await構文が利用可能に。

Firefox Reality: Bringing the Immersive Web to Mixed Reality Headsets

MozillaがMR用ブラウザをアナウンスした。レンダリングエンジンはデスクトップ版Firfoxと同じくServoを使用。

アーティクル

Why so many data scientists are leaving their jobs : Towards Data Science

データサイエンティストが職場を離れる理由について。適切なインフラを持っていない、思っていたよりもコアビジネスに結びつけた利益をあげられない、政治が必要などが書かれている。以下の記事は日本語で解説してくれている。

Progressive Web Apps on iOS are here 🚀 : Maximiliano Firtman – Medium

iOS11.3から追加されるPWAサポートについて。iOS上のPWAで使える機能、ネイティブアプリと比較した際の制限、AndroidのPWAとの違いなどが解説されている。

DNS Resolvers Performance compared: CloudFlare x Google x Quad9 x OpenDNS

各DNSサービスのパフォーマンス比較。世界各地から計測している。CloudFlareが計測した全計測値の72%で高速という結果に。

Let’s play with Chrome’s Face Detection API 👨 👩 : João Miguel Cunha – Medium

ChromeでExperimental Web Platformのフラグを有効にすると利用できるFaceDetect APIについて。サンプルコードの説明もあり。まだ実験段階なのでOSによっては動かないこともある。

Making the Touch Bar finally useful :: By abandoning crappy Apple guidelines :: vas3k’s blog

Macbook ProのTouch Barをなんとか便利なものにしようといろいろしている。BetterTouchToolというアプリを使うとApple Scriptで手軽にいろいろと作れる。

開発現場に学ぶ、円滑なコードレビューに必要な8つの手法 〜手段から準備、実施時期まで徹底解説〜 : エンジニアHub|若手Webエンジニアのキャリアを考える!

コードレビューについて。コードレビュー必要な理由、コードレビューを行うに当たっての準備やルールについて、円滑に進めるためのツールなどが書かれている。

Sketchのデザインファイルのバージョン管理について考えてみた : Noriaki Kawanishi – Medium

Sketchファイルのバージョン管理について。バージョン管理を導入するメリット/デメリット、AbstractとKuctusというツールの紹介とその比較について書かれている。

スライド、ビデオ

組織をシステム化するReactiveManagement : SlideShare

Reactiveシステムの考えをマネジメントの適用してみるという考え方について。即応性、耐障害性、弾力性、メッセージ駆動をマネジメントにおける行動と結びつけて説明している。

VP of Engineering Meetup by CA #3 : Speaker Deck

VUCAに対応でき、人が人らしく働けるように行った施策について。役職と給与の連動をやめて振る舞いと給与を連動させた、マネージャーやリーダーといった役職を撤廃してフォロワーを作ったなど。

アイデンティティ (ID) 技術の最新動向とこれから : SlideShare

アクセス管理をとりまく状況、エンタープライズIAMとコンシューマIAMの機能について、IAMを構成する技術要素についてまとめられている。

お金🤑をかけずにフィードバックフォームを構築しちゃう💪お話 : Speaker Deck

Google Formsはクエリパラメータ付けてURLを叩くだけで回答できることを利用してAndroidアプリにフィードバックフォームとして組み込んだ話。

ツール、ライブラリ

dbriemann/glyph: GitHub

GitHub pagesとGitHub issueを利用した静的サイトジェネレーター。

SwiftGen/SwiftGen: GitHub

assets、storyboards、Localizable.stringsにアクセスするためのコードを自動生成してくれるSwiftのライブラリ。

tkuchiki/aws-cert-utils: GitHub

AWSの各サービス(ACM, IAM, ALB, ELB, CloudFront)で使用しているSSL/TLS証明書の管理ツール。以下、解説記事。

kutlugsahin/react-smooth-dnd: GitHub

Reactのドラッグ&ドロップライブラリ。Draggable componentを作ってそれも対して操作する。

fastlane/ci: GitHub

fastlaneチームが作っているモバイルに最適化されたCIツール。

サービス、アプリ

RootCause | Monitor & Reproduce Javascript Errors - RootCause

JavaSCriptのエラー収集サービス。セッションリプレイ機能もあるのでどのような操作をしていたかも把握可能。デバッグ機能もあり。

Marta

macOS用のファイルマネージャー。デュアルペインで、キーボード操作でほとんどの操作ができる。

STUDIO | デザイン、公開、運用がひとつになった、Webデザインプラットフォーム

オンラインのWebサイト作成サービス。ドラッグ&ドロップでデザイン可能。デザインしたものをそのまま公開できる。

GPUEater: GPU Cloud for Machine Learning

GPUクラウドサービス。NVIDIAのものとAMDのものと選べる。1時間10円から。

Comet.ml | Supercharging Machine Learning

機械学習モデルの結果の分析、モニタリング、比較などが行えるサービス。プロジェクトの共有、ノートが書けるなどのコラボレーション機能、GitHubとのインテグレーション機能もあり。