#99です。

先週はDjangoCongress JP 2018が開催されていました。公式サイトのアジェンダに資料へのリンクがあります。以下はレポートです。

今週のイチオシ

木曜午後に「ミーティングしませんDay」を試験導入して、組織としてまとまった時間を作っている話 : Kaizen Platform 開発者ブログ

ミーティングをしない日を設けた話。なぜ作ったのか、どのような仕組みでやっているのか、結果どうだったかについて書かれている。

ミーティングをしない日を設定するのはよく聞きますが、Slackも極力使わないようにして大きめのタスクに取り組むようにしているのはなるほどなと思いました。ミーティングがなくてもその分チャットでガンガンやり取りしていたらまとまった時間は取れませんからね。

ニュース

Google Developers Japan: Android P で TLS のデフォルト化によるユーザー保護

Amdroid PからのアプリはデフォルトTLSが必須に。

Account Activity APIを全ての開発者の皆さんに公開

TwitterがUser Streams APIの代わりのAccount Activity APIを公開した。

Atom 1.27 : Atom Blog

Atom 1.27がリリース。GitHubの操作機能がだいぶ追加されている。

アーティクル

組織の「外から変える」ではなく「中から変わる」―永和システムマネジメント平鍋健児と、LINE横道稔が語る“アジャイル開発”の本質 : リクナビNEXTジャーナル

アジャイル開発についての対談記事。ソフトウエアの技術だけでなくコミュニケーションの技術が必要、信頼関係がないとコミュニケーションできない、課題をしっかり聞いてうまくいくやり方を一緒に作っていくなどアジャイル開発を推進する上での大事なポイントが書かれている。

Slack ユーザメンションの仕様変更 (Datadog例) : vague memory

SlackのAPI経由でユーザーメンションするときの形式変更について。@ユーザー名から@ユーザーIDに2018/9/12までに変えないといけない。

プロジェクト全体のコードの行数からいい感じかどうか知りたい : mattak’s blog

プロジェクトで100行未満のファイルを全体の95%にするという指標について。ファイル行数の分布がばらついていると何か設計が失敗している可能性が高い、行数が多いほどエンバグする可能性が高いのなどの理由からこの指標はよいとのこと。

「即レスが、チームの推進力を5倍にする」という話。: カトウキョウスケ|note

仕事で何かお願いされたらといつまでにやるかとか、ざっと確認した感想とかをとりあえずレスすることでメンバーのもやもやを解消してパフォーマンスを上げるという考えについて。

Android Architecture ComponentsのNavigation Controllerについて。Navigation EditorというiOSのStoryboardのようなエディターがある。

次世代デザインツールはどこへ向かうのか 前編 : could

最近のデザインツールと昔からあるプロトタイプツールとの違い、デザインツールが出てきた背景と今後のデザインプロセスへの関わりについて。

スライド、ビデオ

エンジニアリングをちゃんとやる あるいは 人類の平和 について / wsa02-rrreeeyyy : Speaker Deck

Webエンジニアの世界でも研究、論文がオープンになってきていること、それらが前提となりアーキテクチャが進歩していくようになってきていることなどが書かれている。「ちゃんとやる + なぜやるのか」が大事。

バグハンターが見てきたBug Bountyの7年 / LINE Developer Meetup #34 Security Bug Bounty : Speaker Deck

Bug Bountyについて。バグハンター側から見たよいBug Bounty、悪いBug Bountyについて書かれている。

機械学習で泣かないためのコード設計 2018 : SlideShare

機械学習モデルの開発における問題点について。どんな問題点があるか、設計するときのポイントがまとめられている。機械学習モデルの開発も既存のソフトウェア設計論が通用する。

Password Hashing djangocongress 20180519 : Speaker Deck

Djangoでのパスワードハッシュについて。パスワードハッシュとは何か、Djangoで使えるハッシュ関数について、計算時間の比較などが書かれている。

改めて理解するJavaScript Array / Understanding JavaScript Array : Speaker Deck

JavaScriptのArrayの話。lodash等のライブラリを使う必要が本当にあるのかきちんと考える、標準メソッドを使う場合も正しいメソッドをきちんと選択するなど。

ツール、ライブラリ

googlevr/seurat: GitHub

モバイルVR用に3Dシーンを効率的にレンダリングする技術。Google VR製。以下は紹介記事。

Probot | GitHub Apps to automate and improve your workflow

GitHub Appsを作るためのJavaScriptフレームワーク。

Fusetools — We make apps easy.

クロスプラットフォーム開発アプリ。iOSとAndroidアプリが作れる。マークアップにUX、プログラミング言語にはUnoという独自言語を使う。Fuse OpenというOSS版もあり。

Import Cost - Visual Studio Marketplace

importしたJavaScriptのパッケージのサイズをインラインで表示してくれるVS Code拡張。

mimecorg/vuido: GitHub

Vue.jsを使ってデスクトップアプリを作れるツール。Electronではなくlibuiを使っている。

hiroppy/fusuma: GitHub

Markdownでスライドを作れるツール。コマンドでPDFへのエクスポート、GitHub Pagesへのデプロイができる。

サービス、アプリ

GitStars on the Mac App Store

GitHubでスターを付けたリポジトリをメニューバーから検索できるMacアプリ。

NotePlan - Markdown Calendar & Notes

メモやTodoをMarkdownで書けるカレンダーアプリ。Mac版とiOS版がある。iCloud Driveで同期可能。

Screely - Generate Beautiful Images

アップロードしたスクリーンショットに背景色を付けてくれるサービス。