Gather-Tech.info #111: プロセスの可視化と共有
#111です。
先週はdev.toがオープンソースとなったことが話題となっていました。早速コードリーディング会も開催されていたようです。
また、サンディエゴでAgile2018 Conferenceが開催されていました。CodeZineでレポートの連載があります。
今週のイチオシ
QAがテスト設計プロセスの見える化に取り組んだ話 - Cybozu Inside Out : サイボウズエンジニアのブログ
テスト設計プロセスを見える化する話。チームごとに作って比べ意見交換して問題改善に繋げる。これにより暗黙知として運用されている問題を解決する。
チームごとのノウハウを可視化して共有するというのはテスト設計に限らず、デザインプロセスでも開発プロセスでも有用そうな方法だと思いました。こういった共有を継続的に行える体制を作れると企業としてレベルアップできるきっかけになると思います。
ニュース
Android Developers Blog: Introducing Android 9 Pie
Android 9 Pieがリリース。今後Pixelに順次OTA配信される。
Let’s Encrypt Root Trusted By All Major Root Programs - Let’s Encrypt - Free SSL/TLS Certificates
Let’s EncryptがMicrosoft製品からも直接信頼されるようになったことでGoogle, Apple, Mozilla, Oracleなどのメジャーな企業から信頼される状態となった。
Introducing App Engine Second Generation runtimes and Python 3.7 : Google Cloud Blog
GAE standardでPython 3.7のサポートがβに。
アーティクル
grpcでバラバラなslack botが1つになる : LINE Engineering Blog
SlackのBotを統合する話。Botの各機能をgrpcサーバーとして実装、Slack BotをRTM APIで起動、リクエストに応出てgrpcサーバーにリクエストを送るという仕組み。
Fping - A High Performance Ping Tool for Linux
高機能なpingであるfpingについて。複数ホストにpingを送れる、ファイルに書いたアドレスに対してpingを送れるなどの機能がある。
The Road to QUIC
QUICについて。QUICの特徴、仕組み、パフォーマンスなどについて書かれている。
Go言語のGCについて : LINE Engineering Blog
GoのGCについて。GCの一般的な説明、Goがコンパクションや世代別GCを採用していない理由の考察が書かれている。
OSS を収益化して持続的開発を実現する方法をまとめた :Qiita
OSSを収益化するための方法とそれぞれのPros/Consがまとめられている。
複数サービスのWebフロントエンドを運用する際のリポジトリ構成〜monorepoからmanyrepoへ〜 : スペースマーケットブログ
Webアプリのリポジトリ構成について。monorepoとmanyrepoのそれぞれの特徴、メリット/デメリットがまとめられている。
スライド、ビデオ
認知心理学に学ぶ 伝わる情報デザイン / Cognitive psychological information design : Speaker Deck
認知的負荷を下げるための情報デザインについて。ノイズを減らす、理解を助ける。
ほんとうに大事なサービスを守れるのか!? 実運用に向けてAWS WAFを検討してみた : Speaker Deck
AWS WAFについて。ルールなどの設定方法、誤検知リスクの検証結果、実運用する際に課題となりそうなことなどがまとめられている。
.NET Framework におけるタイムゾーンの取り扱い : SlideShare
.NET Franeworkのタイムゾーン扱いについて。タイムゾーンとは何か、夏時間とは何か、Windowsにおけるタームゾーン管理、.NET Frameworkでの時差の取り扱い方法についてまとめられている。以下は説明記事。
ツール、ライブラリ
Markdeep
Markdown拡張のマークアップ言語。ダイアグラム、カレンダー、方程式などもサポートしている。
jesseduffield/lazygit: GitHub
ターミナルで動作するGitのシンプルなクライアント。Go製。
securego/gosec: GitHub
Goの静的解析ツール。ルールの除外設定等もできる。
awslabs/aws-cdk: GitHub
JavaScript、TypeScript、JavaでAWSのリソースを定義できるツール。コマンドラインツールもありデプロイ等も可能。
danvk/webdiff: GitHub
Webベースのgit diffツール。
haskellcamargo/sclack: GitHub
SlackのCLIクライアント。Python製。
サービス、アプリ
Optic : Automate Routine Programming
スマートコードジェネレーター。IDE、エディタと連携してHTTPリクエストのコードなどの雛形を生成できる。JavaScriptをサポート。Macのみ対応。
USB Dongle Authentication
OTPやU2Fによる認証をサポートしているサービスをカテゴリごとに検索できるサイト。
Retool
ちょっとしたアプリを簡単に作れるサービス。コンポーネントをドラッグ&ドロップで配置、データベースやAPIに簡単に接続できる。