Gather-Tech.info #115: コミュニティでのふるまいを見直す
#115です。
先週はいろいろとイベントがありました。
・SlackがサンフランシスコでFrontiers 2018を開催していました。内容は以下でまとめられています。
- 15 things to know about Slack’s 2018 Frontiers conference : The Official Slack Blog
- Slackが自社イベント「Frontier」をサンフランシスコで開催 ~開幕講演でCEO バターフィールド氏が理念を語る【Slack Frontiers】 : INTERNET Watch
- Slack、読み込みを5.5倍高速化へ、年明け導入の新デスクトップアプリで~暗号化など法人向けの各種機能も実装予定【Slack Frontiers】 : INTERNET Watch
・builderscon tokyo 2018が開催されていました。そのうち公式ページで動画と資料が公開されると思います。それまでは以下の資料まとめが役にたつと思います。また、私も参加してきたのでレポートを書きましたのでよろしかったら。
・XP祭り2018が開催されていました。資料は公式ページにすでにリンクされているようです。以下まとめ記事です。
今週のイチオシ
エンジニアを育てる環境と、コミュニティのありかたについて : 滞舎路日記
エンジニアを育てる場づくりと、コミュニティについて。Increasing Rust’s ReachとRecurse CenterのSocial Rulesが紹介されている。
ある種の振る舞いを「あり」としたときに、それを苦手とする人々を遠ざけてしまう可能性であるとか、それと引き換えに何を得ているのか、といったことは立ち止まって考えてみてもいいと思う
自分自身は、率直に物事を指摘する、勢いのある若手のつもりでいても、在籍年数を重ねるうちに、同じ振る舞いが想像以上に威圧的にとられてしまうこともあるので、みなさん注意しましょう。
このあたりは本当に気をつけないといけないと思います。コミュニティだけでなく社内の部署やチームでも大事なことですよね。自分のときはこうだった、みたいな考えは捨てて誰もが楽しく成長できる場づくりをしていくことが大切だということをあらためて考えさせられる内容でした。これを機に、自分の行動や発言を見直してみるのもよいかと思います。
ニュース
ASTER-ASTER 技術セミナー
ソフトウェアテスト技術振興協会がソフトウエアテストの教育時に活用できるプレゼン資料を公開。無償勉強会や社内勉強会での利用は自由、有償セミナーでの利用時は連絡が必要。
Azure AD B2B Collaboration support for Google IDs is now in public preview : Enterprise Mobility + Security
Azure AD B2B CollaborationがGoogleアカウントでのフェデレーションサポートをプレビュー公開。Azure AD管理下のリソースに外部の人を招待したときにGoogleアカウントでのログインが可能に。
Google Japan Blog: Chrome が 10 歳になりました
Chrome 69がリリース。が10周年を迎えた。デザインの刷新、組み込みパスワードマネージャーの強化など。ChromeのDevtoolsの歴史のふり返えっている以下の記事も合わせて読みたい。
アーティクル
Sysmonログを可視化して端末の不審な挙動を調査~SysmonSearch~(2018-09-06)
MicrosoftのSysmonで取得したWindows OSのログをWinlogbeat、Elasticsearch、Kibanaを使って収集、可視化する仕組みについて。
キッチハイクがデータ可視化ツールとしてMetabaseを選んだ理由 : KitchHike Tech Blog
Metabaseについて。なぜMetabaseを選んだのか、RedashとSupersetとの比較、運用してよかったこと/はまったことが書かれている。
Python: デコレータについて : CUBE SUGAR CONTAINER
Pythonのデコレータについて。デコレータの本質、用途、作り方などがまとめられている。
What’s in a Production Web Application? : Stephen Mann
サービスの成長とともにどのようにWebアプリのアーキテクチャやインフラ構成が変遷していくかの例が解説されている。
Data Visualization — Best Practices and Foundations : Toptal
データ可視化のベストプラクティスについて。なぜデータを可視化するのか、データ可視化の原則、適切な可視化の例、悪い例がまとめられている。
『ZenHub x GitHub』を軸としたスクラム開発のプロセス設計 : DMM inside
ZenHubを用いたスクラム開発について。バックログ用のリポジトリ作ってそこに開発リポジトリのIssueをマージしていく運用。
スライド、ビデオ
事前知識なしで理解する、静的検査のいろは / Introduction about static analysis without previous knowledge : Speaker Deck
静的解析ツールの作り方について。静的解析とは何か、抽象構文木と構文解析について、走査関数についてなどがまとめられている。図も交えて説明されていて分かりやすい。
Basics_of_DNS_that_application_engineers_should_know : Speaker Deck
DNSとは何か、名前解決の仕組み、各種レコードの説明、キャッシュとTTLについてなどDNSに関する説明がまとめられている。
docker build battle : Speaker Deck
Docker buildの高速化について。どのように早くするか、どのように小さくするかの観点で高速化するための方法がまとめられている。
CodePushとReact Nativeで緊急OTAリリース!了解!🚑 : Speaker Deck
CodePushについて。React Nativeアプリでの使い方とAppleのAppStoreガイドラインに違反していないかの解説。
why_dont_you_measure_your_performance : Speaker Deck
ガジェットで自分のデータを取ってFrirebaseに集約して分析できるようにしている話。とてもよい言葉。”自分の体のことは自分から学ぶしかない”
ツール、ライブラリ
tsenart/vegeta: GitHub
HTTPロードテストツールとライブラリ。Go製。以下は紹介記事。
samuelsimoes/chrome-extension-webpack-boilerplate : GitHub
Webpackを利用したChrome Extension開発のボイラープレート。
auto-programming : Visual Studio Marketplace
git grepして補完候補を出してくれるVS Code拡張。
Paul-Browne/lazyestload.js: GitHub
画像を遅延ロードできるJavaScriptライブラリ。画面上に表示されてスクロールが止まったタイミングでロードさせられる。
antvis/f2: GitHub
モバイル向けのJavaScriptチャートライブラリ。50種類以上のグラフをサポート。
benfred/py-spy: GitHub
Pythonプログラムのプロファイラ。再起動したりコードを変更したりせずプロファイルできる。Rust製。
サービス、アプリ
Jira Ops - Modern Incident Management | Atlassian
インシデント管理に特化したバージョンのJira。現在はアーリーアクセス版。
Cocoda! - デザイナーへのパスポート
デザイナーになりたい人向けのオンライン学習サービス。詳細は以下。
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Codespot - 技術記事を売ろう
技術記事を販売できるサービス。
Crieit
自分のブログの記事もカノニカルURL使ってクロスポストできるQiitaみたいなサービス。技術的なことならポエム的な記事含め何でも投稿できる。