#118です。

先週はMicrosoft Ignite 2018が開催されていました。キーノートのビデオは公式ページから確認できます。内容盛りだくさんですが、主な発表について書かれたものを以下にまとめておきます。

今週のイチオシ

エンジニアが勉強会で話を聞きながらタイムラインで騒いでいる理由 : TAKAKING22.com

勉強会などでタイムラインでエンジニアがわいわいしている理由について。インプットしながらアウトプットするため、学びを他人と共有するためなど。

勉強会など各種イベントでTwitterなどに投稿するという行為のメリットについてあらためてしっかりと言語化している記事だと思いました。
「人の話を聞きながらタイムラインで騒いでいるなんで失礼だ」という考えもあるように、エンジニアの中では当たり前と思っている行動も価値観が違う方から見ると理解してもらえないこともあります。こういう当たり前になっていることのメリットをきちんと言語化すること大事ですね。

ニュース

Introducing Firefox Monitor, Helping People Take Control After a Data Breach : The Mozilla Blog

Mozillaがパスワードなどが情報漏洩していないかを確認できるサービスFirefox Monitorを公開。メールアドレスを入力して確認できる。

Vivaldi 2.0 – Your browser matters : Vivaldi Browser

Vivaldi 2.0がリリース。Vivaldi Syncというよるユーザー情報同期の機能が追加されたなど。

Java 11正式版がリリース、本バージョンからOracle JDKのサポートは有償に。OpenJDKで無償の長期サポート提供は現時点で期待薄 : Publickey

Java 11が正式リリース。Oracle JDKは有償サポートのみに。

Use YubiKey security key to sign into AWS Management Console with YubiKey for multi-factor authentication : AWS Security Blog

AWS Management ConsoleのサインインにYubiKeyが使えるように。

アーティクル

Inside look at modern web browser (part 1) : Google Developers

Chromeの内部的な仕組みについて。マルチプロセスアーキテクチャの仕組み、レンダラープロセスの動作などがイラスト付きで分かりやすく解説されている。全4回。

RECRUIT RED TEAMのセキュリティトレーニング:OSSへの貢献とCVE IDの取得 : リクルートテクノロジーズ メンバーズブログ

リクルートテクノロジーのセキュリティエンジニアリンググループの新人トレーニングについて。調査レポートの作成、脆弱性検査手法の取得といった基本的なことから、OSSを対象にした検査、脆弱性の発見、修正方法の提案してプロジェクトへの貢献、CVEへの登録まで行う。

障害対応力の高いエンジニアになろう!ビズリーチで行ったシステム防災訓練とは? : BizReach Tech Blog

障害が起きたときの対応を訓練する話。対応フローの確認、ロールの役割の確認などが行える。

Vue.js + GSAP = 🔥 Animations : Noteworthy - The Journal Blog

Vue.jsとアニメーションライブラリのGSAPを組み合わせたアプリの作り方について。

【iOS 12】 AR Quick Look機能で自作モデルをSafariから見る : Qiita

iOS 12のAR Quick Lookについて。.usdz形式のモデルファイルをaタグでHTMLに書くことでSafariから簡単にARモデルの閲覧ができる。

スライド、ビデオ

ビッグデータ処理データベースの全体像と使い分け 2018年version : SlideShare

データベースをオペレーショナル/アナリティック、オンプレ/DBサービス/クエリサービスという軸で分類してまとめている資料。それぞれの特徴、代表的なサービスの説明が書かれている。

それだ!感のあるネーミングのつくりかた(ver 2.0) : Speaker Deck

ネーミングの考え方について。ネーミングを料理に例えてどう食材をあつめて調理するかが書かれている。言葉を連想するためにお勧めのサイトやツールも紹介されている。

リブセンスにおける 機械学習システムの信頼性エンジニアリング : Speaker Deck

リブセンスの機械学習システムの開発、運用について。どのような課題を抱えているか、SREの考えの適用方法について。フェーズに分けてサービスレベルやSREの役割を決める。

次世代認証プラットフォーム “Auth0” を使ってみた / Next Geneartion Identity “Auth0” : Speaker Deck

認証基盤プラットフォームのAuth0について。Auth0の特徴がまとめられている。Amazon Congite、Firebase Authentication、Netlify Identifyと比べた感想も書いてある。

Web ページを高速化して ユーザーに価値を届けたい 制作者のための セミナー&ワークショップ資料公開 : ハブろぐ

Webページの速度について、高速化ポイントの確認方法、ページロードを遅くする主な原因、ボトルネックの調査方法についてまとめられている。

サーバレスアプリケーションの監視・運用 : Speaker Deck

サーバーレスアプリの監視について。サービス監視とコンポーネント監視が必要。Datadogを使ったダッシュボードの構成例、Datadog Logsを使ったログ収集方法についても書かれている。

ツール、ライブラリ

slothking-online/graphql-editor: GitHub

GraphQLエディター。GUIで操作していくと同時にスキーマも生成される。

alexander-akhmetov/python-shortcuts: GitHub

iOS 12のショートカットをtomlで定義して変換できるツール。既存のショートカットをtomlに変換することもできる。

k1LoW/tcpdp: GitHub

TCPパケットを解析してログとして出力するツール。Go製。以下は開発者による紹介記事。

apifytech/apify-js : GitHub

JavaScriptのWebスクレイピングライブラリ。Puppeteerを利用している。ライブビュー機能もあり。

tailwindcss/tailwindcss: GitHub

BootstrapのようなUIKitではないUtilityファーストなCSSフレームワーク。

kyoshidajp/ghkw: GitHub

GitHub上でコードのキーワードを検索してmarkdownフォーマットで出力してくれるツール。変数名や関数名がどれくらい使われているかを知るのに使える。Go製。

サービス、アプリ

Solo • Open FIDO2

ハード、ソフトがオープンソースなFIDO2対応のセキュリティーキー。以下、GitHubのプロジェクト。

Periodic Table of Office365

Office365のサービス一覧の説明、ライセンスの種類ごとにどれが使えるかが確認できるサイト。

intercept.rest - API Debugging, Monitoring and Mocking tool

APIリクエストとレスポンスの監視サービス。

Microsoft Learn : Microsoft Docs

マイクロソフトのオンライン学習サイト。

Markdown Table Creator

Markdownのテーブルを簡単に作れるサービス。