Gather-Tech.info #125: チームのコラボレーションを活性化するWorking Out Loud
#125です。
先週はAWSがOpenJDKのディストリビューションAmazon Correttoを発表したことが話題になっていました。AWSがセキュリティアップデートを無償で提供するそうです。
- Amazon Corretto Production-ready distribution of OpenJDK
- 【速報】マルチプラットフォームで利用可能なOpenJDKのAmazon Correttoが発表されました! : DevelopersIO
- AWSが独自のOpenJDK「Amazon Corretto」発表。AWS内部で使っていたJavaを外部提供へ。Java 8は2023年まで、Java 11は2024年まで無償でLTSを提供 : Publickey
また、Chrome Dev Summit 2018が開催されていました。セッション動画も公開されています。
- Chrome Dev Summit 2018 : All Sessions - YouTube
- Chrome Dev Summitに参加しました! : from scratch
- Chrome Dev Summitで披露された高速化のテクニックの数々(所感を含む) : アシアルブログ
今週のイチオシ
Working Out Loud 大声作業(しなさい)、チームメンバー同士でのトレーニング文化の醸成 : Quipper Product Team Blog
Working Out Loudについて。作業が途中であってもチームメンバーの目の触れる場所にガンガンアウトプットする、作業で詰まったらとにかく尋ねるなどのコラボレーションを活性化するという方式。これによりメンバー、チームにとってどのようなメリットがあるかが書かれている。
このようなやり方はチームのコラボレーションを高めるために必要という認識はあったもののWorking Out Loudという名前がきちんとついていることを初めて知りました。言うは易しですが、これを実践してチームの文化にするには習熟が必要です。ここに書かれているように効率的な方法はいろいろと模索していきたいですね。
ニュース
[速報]AWS東京リージョンでVMware Cloud on AWS、提供開始。VMwareが発表 : Publickey
VMwareがVMware Cloud on AWSをAWS東京リージョンで提供開始することを発表。
アーティクル
スケールする組織を目指して。Repro CSチームのエンプロイーオンボーディングの軌跡 : 実践カスタマーサクセスブログ|note
ドキュメント文化を組織に根付かせるための取り組みについて。導入するツールごとにCXOをアサインして変革に取り組む、「ドキュメントに書いてあるじゃん」と思わずに質問しやすい文化を作るなど。
クラウド時代のアイデンティティ・プロビジョニングプロトコル SCIM を人事 DB に採用した話 : BizReach Tech Blog
アイデンティティ情報連携のプロトコルであるSCIM(System for Cross-domain Identity Management)について。SCIMの概要、仕様、普及度合いについて説明されている。
Chaos Engineering に向けてレシピサービスの Steady State を追求する : クックパッド開発者ブログ
Steady Stateについて。ユーザの体験という外的な状態をもってシステムが正常であるかの判断基準となるもの。Chaos EngineeringではこのSteady Stateに変化が見られないという仮説を検証する。このSteady Stateの考え方について書かれている。
JavaScript async patterns quick guide
JavaScriptの非同期のパターンのまとめ。コールバック、Promise、Generator、Async/wait、非同期を提供するライブラリについてまとめられている。
Python Data Visualization 2018: Why So Many Libraries? : Anaconda
Pythonの可視化ライブラリのまとめ。ライブラリ同士の関係性、プロットの種類、サポートされるデータサイズの違い、結果の出力方法の違いなどが解説されている。
スライド、ビデオ
コンテナ未経験新人が学ぶコンテナ技術入門 : SlideShare
コンテナ技術に関する基本的な知識のまとめ。コンテナ化の意義、DockerやK8sといった要素技術について、ランタイムの動向などがまとめられている。
文字のゆらぎをどう扱うか? - Sansanにおける自然言語処理の活用/How to handle orthographical variants? : Speaker Deck
名刺データをデータ化するための自然言語処理の活用方法について。名寄せの精度を向上させる方法と姓名分割の方法がいくつかの手法とともに解説されている。
設計のための、問題の捉え方〜ドメイン知識の暗黙知を形式知に〜(まとめ版) : Speaker Deck
問題を捉えるとはどういうことか、ドメイン知識と暗黙知の関係、暗黙知になりやすいもの、暗黙知を形式知にする方法などがまとめられている。
SaaSを海外展開するために準備した3つのこと : SlideShare
SaaSを海外展開するための壁とその準備方法について。個人情報保護法や税制などの法律についての考慮点などがまとめられている。
超アジャイルのすゝめ #TechOn東京 : Speaker Deck
アジャイル開発においてWhyと向き合うことの大切さについて。Whyを解決することであらたなWhyが出てくるそれに向き合うことでより先に進んでいける。
ツール、ライブラリ
oblador/react-native-keychain: GitHub
React Native用のキーチェーンアクセスライブラリ。
s0md3v/XSStrike: GitHub
XSS検出ツール。単一ページのスキャンだけでなく全体のクロールも可能。Python製。
r7kamura/danger-suggester : GitHub
GitHubのPRのインラインコメントでコード変更を提案するDangerプラグイン。
pyama86/panalysis: GitHub
Apacheのconfファイルを読み込んでJSONにパースするツール。JSONからconfへのパースにも対応。
harelba/q: GitHub
CSVとTSVに直接SQLライクなクエリーを実行できるCLIツール。Python製。
サービス、アプリ
Coder - Server-Powered Software Development
Cloud IDE。VS Codeをクラウド上で利用できるサービス。Extensionのインストールも可能。
trocco (beta) | ビッグデータの転送を3ステップで実現
クラウドサービス間のデータ転送サービス。GUIで転送元と転送先を選んで設定項目を入力するだけ。
amie
データの入力やグラフ表示ができるデータサイエンティスト向けノートブックアプリ。
Squoosh
Google製の画像圧縮ができるWebサービス。オリジナル画像と圧縮画像を見比べながら調整ができる。