#148です。

先週はSlackのイベント、Frontiers 2019が開催されていました。驚くような発表はありませんでしたが、Slackの活用事例やチーム作りの考え方などの情報が多く得られると思います。

また、Goodpatchの組織崩壊と立て直しの話が話題になっていました。組織文化の大切さとそのリカバリーの道のりが書かれていて読み物としても面白いです。

今週のイチオシ

【ありがとう平成】年代別にIT技術まとめてみた : SMARTCAMP Engineer Blog

平成に登場した技術の時系列まとめ。言語、Linux系、Web全般、ミドルウエア、ライブラリ、ツールとカテゴリ分けして紹介されている。

すべての技術要素を網羅できているわけではありませんが、主要なものがまとめられています。今でも当たり前のように使われているもの、当時は流行ったけど今となってはほとんど使われていないものが俯瞰できて面白いです。

ニュース

Docker - Unauthorized access to Docker Hub database

Docker Hubがデータベースへの不正アクセスを受けたとのこと。190,000ユーザーのアカウント情報が流出した可能性がある。

User experience monitoring with Datadog Browser Tests : Datadog

Datadogがブラウザー自動テスト機能をリリース。Webレコーダーで操作をキャプチャして使える。

Introducing Node.js 12 – Node.js Foundation – Medium

Node.js 12がリリース。JavaScriptエンジンがV8 7.4へアップデート、TLS 1.3のサポートなど。

MongoDB to Acquire Realm - The Future is Bright

MongoDBがRealmを買収。買収は2019第2四半期に完了する見込み。

アーティクル

E2EテストをSelenium Webdriver からCypress.io に移行した話 : 一休.com Developers Blog

Cypress.ioを使ったE2Eテストについて。Seleniumから移行した理由、どのように技術選定をしたのか、Cypress.ioのよいところなどがまとめられている。

令和時代のRubyコア開発 : k0kubun’s blog

RubyコアのリポジトリをSubversionからGitへ移行した話。Gitにした理由、Git化に必要だった作業、Gitにしてよかったことなどが書かれている。

RomuloOliveira/commit-messages-guide: A guide to understand the importance of commit messages and how to write them well

コミットメッセージの重要性、うまく書くためのガイド。命令型を使う、message bodyに詳細を書く、this,stuffなどの一般的な言葉を避けるなど。

Slack Block Kit のメッセージをよりメンテナブルにする jsx-slack のご紹介 : Speee DEVELOPER BLOG

JSXを使用してSlackのBlock Kit用のJSONを構築できるjsx-slackについて。jsx-slackの開発動機、主な機能、使い方について書かれている。

スプレッドシートに OKR を書くとツリー構造で可視化されるやつを作ってみた : Qiita

OKRの組織図で表示する仕組みについて。スプレッドシートに書いたものをGASで処理。組織図の表示にはOrgChartというライブラリを使っている。

React Native開発チームが開発者の苦情調査を実施 : InfoQ

React Nativeチームが行った、「React Nativeで気に入らない部分は何ですか?」という質問に対する回答のまとめ。アップグレードに多くの労力が必要、デバッグエクスペリエンスが悪い、AndroidよりiOSのエクスペリエンスが優先されているのでクロスプラットフォームという目標を達成していないなど。

スライド、ビデオ

Bicycle式勉強会 : Speaker Deck

長続きしている社内勉強会の運用ノウハウ。発表は参加者の持ち回りでROM専は不可とする、前回の発表時以降に勉強したことを発表する、自身の学習の場を主とし教えるための場ではないものとするなど。

学び方のデザイン : Speaker Deck

学び方について。学ぶための環境、アウトプットについて、実践と発信のサイクルについてなどがまとめられている。学びとはよりよくなろうとする自立した動き。

仕事と給与と評価の関係 : Speaker Deck

評価について。評価は自分よりも他社に主導権がある、他社の価値基準に合わせないと評価されづらい、評価基準を完全に定量化することは不可能に近い。

「不適切コンテンツ検出」 の機械化と安定運用 / Automating “unsafe content detection” with Amazon SageMaker : Speaker Deck

mixiでのSageMakerを使った不適切コンテンツの検出について。カスタムアルゴリズムはECRを使いコンテナ化、定期実行処理はECS Scheduled Taskとして起動させるなど。

Railsエンジニアのためのウェブセキュリティ入門 : SlideShare

Railsのセキュリティについて。Railsのレールにのっていれば基本的な脆弱性には対応できる。脆弱性になるパターンはRailsの実装レベルや設計に依存して対応していないもの、Railsのルールに従わず書いた場合。

ツール、ライブラリ

boyney123/mockit: GitHub

APIエンドポイントのモック作成ツール。GUIでJSONレスポンスを入力して使う。APIの管理もできる。

lancedikson/bowser: GitHub

ユーザーエージェントからブラウザのバージョンやOSバージョン、プラットフォームタイプなどの情報を取得できるライブラリ。

cool-RR/PySnooper: GitHub

関数にデコレータを追加することでデバッグログを出せるPythonライブラリ。

gcla/termshark: GitHub

Wiresharkのターミナル版。Go製。

facebook/draft-js: GitHub

Reactのリッチテキストエディタライブラリ。Facebook製。

ivanceras/sauron: GitHub

Rust製のWebフレームワーク。Elm Architectureを強く意識している。

サービス、アプリ

Darwin Mail

GmailをGoogle Inbox風に使えるようにするWebアプリ。有料版にすると使える機能が増える。

zeroheight · document your design systems, together

デザインシステム管理サービス。デザインデータの管理、ドキュメント機能などがある。

OpenShot Video Editor | Free, Open, and Award-Winning Video Editor for Linux, Mac, and Windows!

オープンソースの動画編集ソフト。クロスプラットフォーム対応。

Low Latency WebRTC Live Streaming - Open Source Media Server

WebRTCを使ったストリーミングプラットフォーム。オンプレ版、ホスティング版がある。

JSON Generator – Tool for generating random data

テンプレートを元にランダムなJSONデータを生成できるサービス。