Gather-Tech.info #153: outcome/deliveryを軸にした評価指標
#153です。
先週はde:code (decode) 2019が開催されていました。基調講演の動画が公開されています。例年どおりなら、セッション資料と動画は後日公開されると思います。
- 【de:code 2019】基調講演 : YouTube
- WindowsにLinuxカーネルが入るとWeb開発が変わる――de:code 2019基調講演で「WSL2」をデモ|クラウドから「エッジ」への動きが加速:Build/de:code 2019レポート : ASCII.jp
- HoloLens、めっちゃ楽しいやん! ~de:code 2019に行ってきた~ : Hello, afroWorld
- de:code 2019レポート 〜 【セッション】基調講演 〜 : SIOS Tech. Lab
今週のイチオシ
ソフトウェア開発者の評価指標を考えてみた2019 : The HIRO Says
ソフトウエア開発者の評価に使えそうな定量的な指標について。ユーザーとの接点となるoutcome/deliveryを軸に評価指標を考える必要がある。機能追加・変更のリードタイム、MTTR、Change Failure Rateなどが挙げられている。
評価の定量的な指標に何を使うかはとても難しいものです。それをユーザーとの接点となるoutcome/deliveryを軸にするという視点で考えていてとても参考になりました。ユーザーへの価値を軸に評価されるという大きな方向性がはっきりとしていれば行動しやすいですし、成果にも繋がりやすくなりそうです。
ニュース
HTML標準仕様の策定についてW3CとWHATWGが合意発表。今後はWHATWGのリビングスタンダードが唯一のHTML標準仕様に : Publickey
今までWHATWGとW3Cのそれぞれ公開されていたHTML標準仕様が今後はWHATWGの策定するリビングスタンダードが唯一の標準となることに。
Announcing TypeScript 3.5 : TypeScript
TypeScript 3.5がリリース。型チェックやビルドのスピードアップなど。
アーティクル
3 tribes of programming
プログラマーの分類についての考察。数学のためのプログラミング、ハードウエアハックのためのプログラミング、ものを作るための道具としてのプログラミングの3つに分類してそれぞれの特徴や考え方などが書かれている。
AMLチームがどのようにメルペイのデータをSplunkに集め活用しているか : Mercari Engineering Blog
メルペイでのSplunkの使い方とデータ投入方法について。各サービスからProtocol BuffersにシリアライズでCloud Pub/Subにデータを送る。Sbubscriberでデータを受け取りAmazon Kinesis Data Firehoseを通してSplunkに送る。
Flutter FAQ 🇯🇵 : Flutter 🇯🇵 – Medium
FlutterについてのFAQのまとめ。Flutterの魅力は?、学習コストは?Dartってどうなの?既存アプリとの組み合わせは?などの疑問に公式ドキュメントやGoogle I/Oのセッションなども交えて回答をまとめてくれている。
Scrum is fragile, not Agile – Dennis Weyland’s Blog
スクラムはアジャイルではないという考えについて。役割、イベントなどが正確に定義されてプロセス化されているのでアジャイルとは言えない、スクラムを正しく実行できないと壊れやすいなどの意見。
スライド、ビデオ
Erlang/OTP と ejabberd を活用した Nintendo Switch(TM)向け プッシュ通知システム 「NPNS」の 開発事例 : Speaker Deck
Nintendo Switch向けのプッシュ通知システムについて。どのような要件がありどのように技術選定をしたか、どのようなボトルネックがありそれをどのように解決していったかなどが書かれている。
EventGridTopicで手軽にイベントドリブンを手に入れる : Speaker Deck
イベントドリブンなメッセージングサービスにAzure Event Gridを使う話。Azure Event Gridの特徴、開発者目線でのよいところについてなどが書かれている。
Signed HTTP Exchanges (SXG)とはなにか/SXG Explained : Speaker Deck
Signed HTTP Exchanges (SXG)について。HTTPSとSXGの違い、仕様、システム事例などがまとめられている。
Yahoo! JAPAN の マネージド Kubernetes サービスを支える技術 / The Technology Behind Managed Kubernetes Service of Yahoo! JAPAN : Speaker Deck
Kubernetesについて。なぜKubernetesなのか、どのような機能があるのか、他のプラットフォームとの比較、ヤフーでの使われ方などがまとめられている。
失敗から学ぶ個人開発 : Speaker Deck
個人開発のパターン(個人でライブラリ、個人でサービス、チームでサービス)とそれぞれの悪かった点、良かった点が経験ベースでまとめられている。
Introduction to WebAuthn Testing API : Speaker Deck
WebAuthnのE2Eテストについて。Authenticatorデバイスでの手動操作が必要になる部分はWebAuthn Testing APIというChromeのAPIを使ってエミュレートできる。
ツール、ライブラリ
chris104957/maildown: GitHub
AWS SESを使ってEメールを送信するコマンドラインツール。Python製。
microsoft/WebTemplateStudio: GitHub
Webアプリのひな形を作れるVS Code拡張。使うフレームワークやバックエンドサービスを対話式に選んでいって作成できる。
EvanHahn/HumanizeDuration.js: GitHub
ミリ秒を分かりやすい単位に変換してくれるJavaScriptライブラリ。
Zdog · Round, flat, designer-friendly pseudo-3D engine for canvas and SVG
popな3Dモデルをcanvasに描画できるJavaScriptライブラリ。
Lightning Web Components foundation
Salesforce製のWebコンポーネントを使ったUIライブラリ。
Boden Cross-Platform Framework
C++でAndroid、iOSアプリを作れるクロスプラットフォームフレームワーク。
サービス、アプリ
belly.io - Curated List of Programming / Coding Streamers
Twitchでプログラミングしている様子をストリーミング配信している人のまとめサイト。
nextdns
プライベートDNSサービス。Allow、blockするものもすべてカスタマイズ可能。
Web面接による人材採用ならオンライン面接システムのインタビューメーカー(interview maker)
Web面接サービス。リクルーティングの管理、Web面接の録画などの機能がある。
CSS Grid Generator
GUIでポチポチするとCSS Gridのコードを生成してくれるツール。
Mochi — Remember anything.
フラッシュカードをMarkdownで作成できるアプリ。間隔反復による表示を行ってくれる。